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システムトレードの概要
シストレで日経225を選択する理由

◇ 日経平均株価とは
「日経平均株価」とは、日本経済新聞社が発表している東京証券取引所第1部上場銘柄の株価水準を示す指標です。算出する際には代表的な225銘柄の株価が 採用されており、日経225、日経225種平均株価とも呼ばれています。銘柄の選定や集計方法は日本経済新聞社の判断によって行われていますが、日本の経 済状況を表わす指標として幅広い場面で利用されています。
これ以外にも300銘柄による日経300や日経500もあります。これらは、日本の代表的な株式の価格動向を見るのに適しています。
一方、日経平均株価と並びTOPIXという指数が日本では有名ですが、TOPIX(東証株価指数)は東京証券取引所第1部の全ての銘柄による時価総額指数 です。時価総額とは各銘柄の株価×発行株式数を表します。TOPIXは、株式市場全体の動向を見るのに適していると言われています。

◇ 日経225先物とは
日経225先物取引とは、大阪証券取引所で行われている株価指数先物取引を指します。
この日経225の先物取引は、日経225という株価指数をあらかじめ決められた期日(満期日)に売買することを約束する取引のことです。
期日(満期日)は、3月、6月、9月、12月の第二金曜日でその前日を最終取引日としています。
日経225先物は大阪証券取引所の他に、シンガポール(SGX)やシカゴ(CME)にも上場され、ほぼ24時間取引されています。
東証1部大手企業225銘柄を個別銘柄のように取引できる投資商品で、煩わしい銘柄選択や倒産リスクがない等の理由により、現在、多くの投資家が積極的に参加しており、売買高は300兆円以上と巨大な市場に発展しています。
日経225先物には、通常サイズ(ラージ)とminiサイズ(ミニ)があり、mini は通常サイズの1/10の少額な資金で手軽に投資ができるようになり、個人投資家を中心に近年、急速に出来高を伸ばしています。
日経平均先物9月物(07年)の売買高が26万3675枚と、2月28日に3月物(07年)が記録した20万1994枚を上回り、中心限月としては過去最 高となりました。また、日経225mini 9月物(07年)の売買高は43万8460枚と8月2日の37万795枚を上回り、初めて40万枚台に乗せています。

大阪証券取引所は8月15日(07年)、金融派生商品(デリバティブ)市場の2007年の累計取引高が6072万4860単位となり、過去最高だっ た昨年1年間の取引高(6064万6437単位)を、わずか8ヶ月半で更新したと発表した。2006年7月に上場した国内初の個人投資家向け株価指数先物 「日経225mini(ミニ)」が好調で、全体の取引を大きく押し上げた。

数年前までは、証券会社、ヘッジファンドなどのプロのみが参加する市場でしたが最近は非常に多くの個人投資家も参加する市場となっています。miniの登場(2006年7月に登場)はさらにそれに拍車をかけるでしょう。
また、裁定取引、現物やオプションのヘッジ、異市場間取引等でも利用される、とても流動性の高い市場のため、システムトレード(システム売買)に適している市場と言えます。

「日経225先物」と「日経225mini」の比較例

1単位あたりの例 日経225先物 日経225mini
証拠金 50万円 5万円
呼値の単位 10円 5円
先物価格 16,550円 16,550円
取引単位 1,000倍 100倍
取引金額 16,550,000円 1,655,000円
呼値の変動による損益 10,000円 500円











つまり,上記の例では,日経225miniは,証拠金5万円を証券会社に差し入れることで1,655,000円と証拠金の33倍の取引ができること になります。ただ,このレバレッジ効果は利益の面だけではなく,損失の面でも大きく作用するため,相場の変動によっては現金で証拠金を追加して差し入れる 必要が生じたり,証拠金を上回る損失が発生する場合もあります。取引の際はこの点に十分ご注意ください。
※証拠金の額はあくまでも想定であり,実際の額は各証券会社により異なります。

◇ 日経225先物を選択する理由
株式(現物)と比較しますと、日経225先物取引は少ない資金で大きなロットの取引が行えるうえ、値上がり局面・値下がり局面のどちらからでも利益を追求 できることが最大の魅力です。また、価格が大きく動くことが多く、狙える利益も大きくなります。逆に、損失も大きくなる可能性もありますが、株式と異な り、倒産、上場廃止等の不安はありません。

投資で勝つためには、銘柄の選定と投資タイミングが非常に重要です。

日経225先物取引の場合、ターゲットは日経平均株価という一つの『銘柄』だけです。
多くの投資家が悩まされる銘柄選びの手間から開放されるわけです。
その分、投資タイミングに集中することができます。

日経225先物取引には世界中の多くの投資家が参加しているため、流動性にも優れ、狙ったタイミングで売買することが可能ですし、偏った情報に流されにくく、トリッキーな動きをすることが少ないのも事実です。

まさに安定運用を目的としたシステム・トレードに適した環境といえます。

システムトレード 自動売買 システム売買 日経225 デイトレード 倒産リスク

倒産、上場廃止のリスク、すなわち、日経225先物指数がゼロになることがない。

個別銘柄に投資した場合は,その企業が倒産した場合のリスクも予め考慮しておく必要があります。これに対して日経225先物は日経平均株価(日経225)という株価指数を対象としているため,倒産というリスクを避けることができます。

システムトレード 自動売買 システム売買 日経225 デイトレード 流動性リスク

投資決済、ロスカット等が出来ないという状況がない。

個別銘柄を保有している場合、売買高が少ない銘柄では、売却をしたいときに売却できない、もしくは売却したい価格で売却できない等のリスクが常につきまといます。
一方、日経225先物の場合、日本の株価指数先物取引では最大の売買高を誇り、個人、機関投資家、外国人等様々な投資家層が市場に参加しているため、上述したようなリスクは、ほぼ皆無といえます。

システムトレード 自動売買 システム売買 日経225 デイトレード 時間リスク

投資先を選択する時間が不要。個別の株式に投資している『投資選択』が不要となる。

日経225先物は,日経平均株価(日経225)という225銘柄で構成される株価指数を対象とする取引ですので,株式投資のように個別の銘柄の選択・分析を行う必要がありません。
テレビ,新聞などのニュースでも常に報道されている指数ですので,相場(価格)水準の把握が比較的容易です。

システムトレード 自動売買 システム売買 日経225 デイトレード 利益獲得チャンス

売り、買いからのいずれでも取引ができる。

日経225先物は,相場が上昇すると予想したときには株式投資と同様に「買い」から,反対に相場が下落すると予想したときには「売り」から取引を始めることができます。
「売り」からスタートし,予想通り相場が下落すれば,「買戻す」ことで利益を得ることができます。ただし,予想に反して相場が変動した場合には,損失が発生します。

システムトレード 自動売買 システム売買 日経225 デイトレード コスト

取引にかかるコストが安い。金利、逆日歩、貸し株料がない。

日経225先物は信用取引の際に考慮しておかなければならない「金利」や「貸株料」が必要ありません。

弊社監修ページの紹介 『システムトレードのススメ